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東京オリンピック自転車競技と伊豆自転車ツーリング

雑学・SEO・WP

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2020東京オリンピック自転車競技開催会場となる静岡県東部地方および伊豆半島は、この大イベントでの観光客増加を狙い、官民一体でサイクル関係イベントを数多く打ち出しています。

伊豆自転車ツーリング

先日、伊豆修善寺に妻と紅葉狩りドライブに行ってきました。
東名高速沼津インターを降りて、三島経由で(伊豆縦貫道で一気に行かずに)韮山反射炉伊豆長岡温泉街をフラフラしながら、伊豆半島の真ん中・修善寺天城方面を国道を走ってきました。
国道には(多分、他地域からの)観光を兼ねたロードレーサー達の自転車ツーリング姿が目立ちました。
しかし、彼らは伊豆の狭い国道(県道?)でトラックや軽トラに気兼ねして走っていて、【可哀相な感じ】でした。

以前も記しましたが、静岡県の道路や交通信号は自動車ドライバーに都合よくできています。
修善寺に向かう道路は、道交法で自転車が通るべき道、つまり車道と歩道の間の白線の内側の幅が15cm位しかありません。
もちろん?車道と併走する「自転車専用道路」なんて、まったくありません。
15cm、場所によっては白線も歩道もないような感じで【実質=クルマ専用道路】です。
都内も神奈川も、自転車専用道路がきっちりあり、環八や環七のような大型自動車道でもけっこうサイクリストが安全に走れます。
その感覚でツーリングにきた人達は、自動車のために設計された伊豆の道路の危なっかしさに、愕然としてしまうのではないでしょうか?

伊豆半島一周自転車ツアー」とか「伊豆自転車ツーリング」というフレーズは、東京や神奈川など大都会に住むサイクリスト達にとって、隣県だし、身近でパッと頭に浮かびやすいものです。
先日のドライブでも、沼津・三島~修善寺・天城方面へ向かう幹線道路に、多数の(恐らく他地域から来たと思われる垢抜けたサイクリングファッションの)ロードレーサー達がいました。
しかし、前述のとおり、自転車はスイスイ走ることができない道路状況です。
三島市伊豆の国市伊豆市と続く幹線道路は、道幅が広がったり狭まったりせわしない限りです。
自転車乗りの人達は、本来、通行するべき車道側を走ると、ダンプカーから軽トラまでの作業用車両にクラクションを鳴らされ、接触の危険性さえ感じてしまうでしょう。
だから、せっかく田舎観光地への自転車ツーリングなのに、のびのびできず【歩道を恐る恐る】走らなければなりません。
修善寺への道中、クルマの中からそんな哀れなサイクリスト達を10数台以上、見かけました。

ロードタイプの自転車(ロードバイク)は、たいてい10万円以上の高級品です。
しかし、ロードバイクはスピード重視で、ちゃんと舗装された舗装道路を走ることを想定してデザインされているため、タイヤのゴムも非常に薄いのです。
歩道の段差に勢いよく乗り上げてしまえば、加圧ですぐにパンクします。
静岡県は自動車王国ですから、歩行者や自転車乗りには冷徹です。
歩道は未舗装の凸凹悪路ばかりです。
それもあって、修善寺へ向かう途中で見たロードバイクのツーリングの人達は【歩道を恐る恐る】走らざるを得なかったのでしょう。

東京オリンピック自転車競技

東京オリンピック自転車競技は、東京五輪組織委員会が上申した案をIOC(国際オリンピック委員会)が折衷して開催場所が決りました。
オリンピック自転車競技4種目のうち、BMXとロードレースは、都内で開催されます。(BMX=有明、ロード=皇居外苑
残り2種目の自転車競技、トラックとマウンテンバイクは、伊豆の日本サイクルスポーツセンターで開催されます。

日本サイクルスポーツセンターは、自転車競技と自転車レジャーをテーマとした、広大な施設です。
2020東京オリンピックトラックレースに使用する屋内競技場「伊豆ベロドローム」やマウンテンバイク競技用会場など自転車競技用以外にも、自転車で遊べるアミューズメントがふんだんにあります。
そのワリには人気がありません。理由は、交通アクセスが悪いからでしょう。
日本サイクルスポーツセンターは、伊豆箱根鉄道の終点・修善寺駅から更に、運行本数の少ないバスで、山越え谷越え峠を越えて、やっと辿りつく修善寺天城山地の山の中の偏狭の地にあるのです。

宿泊施設は、最寄の修善寺駅と伊豆の玄関口である三島駅、その中間くらいに位置する温泉街の伊豆長岡駅にそれぞれあります。
2020年の東京オリンピック当日、これら各駅から日本サイクルスポーツセンターまでの数少ない道路を自転車競技の観戦者が押し寄せたら、山中は大渋滞でパニックになるんではないでしょうか?

弱虫ペダル聖地巡礼

普段はさほど人気のない日本サイクルスポーツセンターですが、ここ数年、アニメの聖地として有名になっています。
高校の自転車部をテーマにした人気コミック、弱虫ペダルに実名で登場し、アニメ弱虫ペダルの聖地として、知名度をあげました。
弱虫ペダル自体は千葉県の高校自転車部が舞台なんですが、日本サイクルスポーツセンターは合宿所として登場したのです。
同じく、ライバル校の【箱根学園】にあやかろうと、箱根の西麓である三島市弱虫ペダルを推しているわけです。
箱根学園は神奈川県の高校(箱根駅伝で知られる神奈川県箱根町にある)という設定(架空の高校)ですから、本当は静岡県東部は無関係なのですが、とりあえず便乗しようということでしょう。

この弱虫ペダルの聖地としてのサイクルセンターに静岡東部・伊豆市伊豆の国市が行政主導で伊豆箱根鉄道とタイアップして支援が続行中です。
春にも電車で修善寺まで観光に行きました。(なんだかんだいっても、箱根や伊豆は都内から最適・ベストな観光地です)
この当時は伊豆箱根鉄道の三島~修善寺間の途中駅、韮山駅にある【韮山反射炉】が世界遺産に登録されることで、静岡東部と「中伊豆エリア」は大フィーバーでした。
JR東海道本線の三島駅から修善寺駅までの間は、反射炉ポスターで一杯でしたが、これとコラボで弱虫ペダルのポスターが伊豆箱根鉄道各駅のホームの端から端まで、反射炉ポスターと交互に掲示されていました。

オリンピックと伊豆半島

先日のドライブのさい、修善寺駅周辺に食事に立ち寄ったら、やっぱりこの世界遺産と自転車アニメ・弱虫ペダルのコラボは続行されておりました。
この弱虫ペダル聖地巡礼韮山反射炉、そして2020東京オリンピック自転車競技会場としての伊豆市伊豆の国市や中伊豆の玄関口である三島市が大盛り上がりになることは、けっこうなことだと思います。

しかしながら、オリンピックまでに海外の自転車ツーリストを迎え入れ、静岡県東部・伊豆半島で大々的にサイクルイベントを実施するのなら、その前に歩行者や自転車ライダーの人権の尊重を、東京・神奈川レベルまで引き上げるべきです。
ましてや、冒頭にも掲載したこの写真のように、全国的にも高齢者運転免許返納が叫ばれている今、高齢者ドライバー側・・・・というか自動車産業に配慮したような、こんなスローガンを警察本部前に1年中ずっと掲げ続けているような、ズレた交通常識は撤廃すべきでしょう。

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この後、この写真を撮影してきた経緯について、別ページで解説します。