建替え診断室

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横須賀の空き家

神奈川県横須賀市は翔さんでお馴染み伝説のロックンローラーバンド横浜銀蝿の「横須賀Baby」という曲で有名になった。(これは40代男性限定かも)

よって、その街はスカジャンを羽織った粋な不良が闊歩し、オシャレなファッション街というイメージが強い。

でも、横須賀に実家のある友達に呼ばれて、遊びに行ったところ、棚田のような田園風景広がる、牧歌的な丘陵地帯だった。

もう、10年以上前から市内の住宅街の高齢化が心配されていた。東京新聞の記事にもあるように、横須賀の坂道の多さや傾斜の具合はお年寄りには深刻。

老朽家屋や空き家も目立っていた。

 

この家は大正から昭和初期に建てられたとみられ、住民の男性が一九八八年に死亡した後、空き家になった。二〇一二年に近隣住民から苦情があり、市が調査。老朽化で傾き、外壁や屋根が崩れているなど危険性が高いため、相続人五人を特定して対策を求めたが、応じなかったという。市は一四年十二月、建築基準法に基づいて相続人たちに撤去命令を出したが、今年一月に全員が相続を放棄した。

 

おととし、横須賀市内の再建築不可物件の買取依頼があって、土地調査に行ったが、傾斜地の住宅密集地で買取り価値を見出せず断念した。

横須賀に限らず、神奈川県内には、主要自治体である横浜・川崎・藤沢・茅ヶ崎、以外の市町村で「空き家物件」が目立つ。

多摩ニュータウンのように、高齢化建て直しのため、一斉に建物を取り壊せる「集合住宅・マンション」などなら効率いい。

一戸建ての密集地は住民のコンセンサスが取りにくく若返りを考える自治体職員の悩みの種だとも聴く。

 


東京新聞:倒壊危険 老朽空き家解体 県内初 横須賀市、建築基準法基づき:神奈川(TOKYO Web)