横浜市・川崎市のハザードマップや災害対策
だいぶ昔、アイデアグッズの通販で購入した「軒先から斜めに垂らす鈴が雨で鳴るチェーン(名前不明)」というのがありました。
園芸アイデアグッズの通販
チェーンのトップには軒先(雨樋?)に挟むクリップ、チェーンの先には重りがつけられて、それを軒先50cm位先に設置。チェーンは長めなので1m先でもOK。
これで、庭に雨が降ると雫がチェーンを伝わり、途中についてる鈴を鳴らす、という宣伝文句・・・です。
雨降っても一度も鳴らなかった。自分でペットボトルの水を上から注いでも、鳴らず。「水琴窟のような涼しげな鈴の音が」って宣伝文句はウソでした。
台風の時は鳴っていたかも…ですが、風の音でかき消されていたと思います。ジャマだし錆びてきたので捨てました。
(因みに伝統工芸品のような「化粧鎖樋」ではないです)
理論的にもイメージ的にも雨の雫が鈴を鳴らしてくれそうなんですけども。今、検索して全然出てこないってことは、商品として成り立たなかったんでしょう。
批判する記事さえ見当たらないので、売れなかったのだと思う。
8 bit Umbrella
2~3年前に「8 bit Umbrella」という商品が、ニュースでだけ話題になりましたが、商品を扱うサイトも店舗も見当たらないので、これも売れなかったんじゃないかな?
「雨が傘に当ると電子音が鳴る」んだけど、ほんと味気ない電子音ですし。
youtubeの、この動画の2012年からの視聴(再生)数「259回」ってのが、注目度の低さを表してます。
2012年当時と本日の私の再生分を除けば、257回しか再生されてないっていう。
雨天を楽しくするグッズや方法ってのも、なかなかないもんです。
日本は四季ではなく六季だとも言われるように、秋の台風期と今の梅雨期は「特定の気候になる期間」で毎年必ずやってきます。
この季節をほんとに楽しくする商品でもあれば売れるでしょうね、毎年。
雨季はアグレッシブに活動する季節というより、不測の事態に備える防災の期間と、個人的には思っています。
不動産・建築関係の案件の動きも、春と夏という売れる時期のハザマである今の時期は停滞します。
横浜、川崎の急傾斜地ハザードマップ
一昨年の春、静岡県浜松市の茶畑横の急斜面が大規模崩落してました。あれは元々ぜい弱だった斜面の地盤が川の水流が誘因で崩壊性地すべりを起こしたもの。
あの崖崩れは梅雨とは関係ありませんが、梅雨時は大雨による地すべりの危険の高い時期です。
横浜市や川崎市は多摩丘陵の尾根の端っこを開発してできた大都市です。だから近代都市でありながら森林の丘などと隣接しています。
横浜と川崎がそれぞれ公開しているハザードマップを見ると、危険な急傾斜地に指定されている地域が沢山あるのが分ります。
もちろん各市は崖地対策・地すべり対策をぬかりなくやっています。
崖地の改善工事に対する新たな助成制度を開始(神奈川県横浜市建築局)
道路わきのコンクリート壁の崖崩れ防止システム
よく道路脇に斜面になったコンクリートの壁があり、その上に小高くなった林があることがあります。
あのコンクリート斜面は崖崩れ防止のため。そこが山を切り崩して切土して造成された宅地だってことが分ります。
コンクリ壁はよく見ると穴が幾つもあります。そこが排水口となって上部の土地に水が溜まるのを防ぎます。
水が溜まると表層1m位の土塊に「浮力」がはたらいて、一気に滑り崩れてくるんです。
図にするとこんな感じです。
そしてコンクリ壁(コンクリート枠工)の裏は、アンカー工といって、長い鉄鋼の棒が地面深く斜めに刺さっていて、それでコンクリ壁が崩壊するのを防いでいます。
以下は、神奈川県内の主要な急傾斜地行政です。
このページの最下部に、昭和28年に箱根地域で起った、大規模地すべりの記録「箱根早雲山地すべり砂防工事記録」の動画があります。
「神奈川ニュース映画協会」という団体が記録した白黒の動画で、20分くらいありますが、見る価値あります。