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建築家槙文彦氏らの新国立競技場建設への「憂国」

新国立競技場建設の新プラン

槙文彦氏を始めとする一流建築家達が、遅遅として進まない新国立競技場建設を憂い、新プランを掲げて計画変更を訴えています。

www.hochi.co.jp

槙文彦氏が世界的建築家というのは、記すまでもなく、wikiを見ればその膨大な建築家としてのポートフォリオを知ることができます。

槇文彦 - Wikipedia

幕張メッセやアイランドタワーの建築家

幕張メッセや慶応藤沢キャンパス、千駄ヶ谷東京体育館横浜アイランドタワーやテレ朝の六本木ヒルズもこの人かー!?って身近にさえ感じます。

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新国立の建築には、去年辺りも談合関係の調査が入ったけど、それも有耶無耶なまま報じられなくなりましたし、金の面でメチャクチャ。

JOC会長でJSC理事長の河野一郎氏の力量のなさなのでしょうか。

でも、国を挙げた大事業でオリンピックという世界的イベントですから、失敗の許されない、一人のトップの失態ではすまない問題です。

報知の報道はジーンとする

新国立競技場、何が問題か: オリンピックの17日間と神宮の杜の100年

槙さんらは、予算も曖昧、成功するかしないか一か八かのイラン人建築家のプランよか、まともなプランを掲げて警告しています。

槙さんは「今が計画を見直す最後のチャンスだ」と訴えている。(読売新聞)

槙氏は「思考停止しては危ない。今がタイムリミットだ」と訴えた。槙氏らは提言書をJSCに送り、見直しを求める。(日経新聞

 

多くのメディアが槙氏の記者会見の模様を伝えています。中でも、スポーツ報知は槙氏の心のメッセージも記載していて、ちょっと熱くなります。

〝考える時間はある。間に合わないからこのままいくというのは太平洋戦争の日本軍と同じ。世界最大の(戦艦)武蔵も役に立たず終わったんです〟

〝このまま『バンザイ攻撃』をやるんですか? 真剣に話し合わなきゃいけない時期に達している〟

(スポーツ報知)

 

戦前生まれ世代しか知らない憂国

場のデザイン

終戦の年、槙氏は17才。彼ら世代で頑張り続けた人しか感じえない、祖国日本に対して死ぬまでにやり遂げたい貢献ていうのは、あるように思えます。

これに東京都枡添都知事は、槙氏の意向を真剣に受け止めているようですが、結局、JSC河野氏が煮え切らない態度でグズグズしているようです。

JSCの河野一郎理事長は「現実的にここまで進んできているので、できること、できないことをはっきりしていきたい」と述べた。(毎日新聞