町内会の回覧板とリフォーム詐欺被害の予防
リフォーム詐欺被害が大々的に報じられています。
社員を管理し休まず勧誘に走り続けさせる詐欺会社の社員管理体制が徹底しているのと、地域住民が純朴なのの相乗効果で、リフォーム詐欺や商品先物詐欺など、対面営業の詐欺は九州の被害がやたら多いように思えます。
でも、詐欺トークの流行は全国一律でトレンドがあるように思えます。
最近報じられたリフォーム詐欺会社は、「近所を工事してたらお宅の家の傷みが気になっちゃって、見てみて無料サービスでアドバイスしますよ」みたいな「改修相談」を切り口にしてたようです。
この「近所のリフォーム工事で…」というのは、最近の横浜や23区の世田谷・目黒でイケイケ営業してるリフォーム訪販が新入りに語らせる最新のトークと一緒。前までは、「近所で工事をするので挨拶に…」だったけど。
リフォーム詐欺被害と回覧板の活用
しかし、テレビの広告枠を買って政府が「公報」するより、振り込めもそうだけど、もっと「回覧板」を活用したらいいのにと思います。
先日記した、「江戸の御触書」という書籍にも、江戸の条例公報のシステムが書かれてました。幕府から奉行、奉行から町役人、町役人から商店や長屋の大家、で、最終的に長屋の住民に「お触れ」を出す、みたいな感じ。
けっこう、市役所から区へ(横浜市の場合)、区から町会へ、町会が回覧板で一般宅へという今の回覧板システムと似てる。そして、回覧板は、印刷物の印刷代しかお金がかかりません。
町会って、だいたい末端の「班」は、多くて2~30世帯。そして、お年寄りほど回覧板をチェックする。なので、たまに身障者団体さんが手作り通販のパンフレットを入れてきたりします。
テレビの公報より、毎月の市や区の「広報」に詐欺商法の危険さ啓蒙を紛れ込ませてくれたほうがよほど良いのにと思います。