0円リフォーム
0円リフォームの宣伝チラシを地方の人から見せられて、意味を訊ねられました。
地方の新聞折込み等では今だに多い0円リフォーム広告ですが、都内ではほぼこのやり方は通用しなくなってます。
火災保険で実質0円がうたい文句
「0円リフォーム、無料リフォームが本当なら、リフォーム屋の儲けはどこからくるの?」
と考えるのが普通です。
営業マンは、
「自宅で掛けられている火災保険で現状の修復希望箇所を損害申請し、その損害補償としての保険金でリフォーム代を賄います。」
と応えますが、これは実現(保険金を貰う事)ほとんど不可能。
0円リフォームは実質不可能
なので、この手(0円リフォーム)の「リフォーム商品」は、単にアイデアをセールストークに盛り込んだだけのフカシです。
都内や横浜市内でも、昔は、新聞折込や「ぱど(個人宅にポスティングされるフリーペーパー)」で0円リフォームの広告が沢山ありました。
最近見かけないのは、都心では消費者トラブルなどで監視が厳しくなりやりにくくなったのかも。
損害保険受け取りと詐欺罪
見せてもらった折込みチラシは、関西弁も混じる中部地方の地方都市のリフォーム業者の営業チラシでした。
実際の火災保険で鑑定される自然災害の被災損害なんて「数万円レベル」です。そんな小額リフォーム請負う業者は少ないです。
0円リフォームで火災保険金を貰えるように体裁を整えるには、台風被害などで50万円以上の「被害箇所を作らなければ」ならない。
被害を偽装すれば詐欺になるから、そんな割に合わない商売をするリフォーム業者もいません。
0円商法
0円は、お客さんにアポイントを取るための「方便」で、実際には「0円は無理ですが今回、勉強させて貰います」となります。
都内ではそんな感じ。0円がフカシであれば、危ない橋を渡らず集客ができます。
0円じゃなきゃダメだ!という客もそうそういないでしょう。
マクドナルドでコーヒー無料のチケットで、ほんとに無料のコーヒーだけ頼む強面がほとんどいないのと一緒の発想の広告。