読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

建替え診断室

建替えか?リノベーション・リフォームか?神奈川~東京の中古住宅・査定事例を紹介!

タイニーハウスビレッジ(Tiny House Village)

タイニーハウス(Tiny House/狭小住宅の意味)

トレーラーハウスに居住する人達の村(village)が、アメリカやオーストラリアには無数にあります。トレーラーハウスは広くても6畳×2部屋程度で、狭苦しくて住めるかよって気がします。

でも、今アメリカでは、更に狭い極小一戸建て住宅、通称「タイニーハウス(Tiny House/狭小住宅の意味)」による村づくり(タイニーハウスビレッジ=Tiny House Village)がブームです(Tiny意味=ちっぽけな、小さい)。

 なぜ、土地が有余ってるアメリカでわざわざ「tiny=ちっぽけを意味」する狭小住宅間取りのタイニーハウスに住むかというと、その人気の秘密はタイニーハウスの共同生活にも似たシェアライフスタイルにあるようです。

tinyhousecommunity.com

ヒッピー発祥の国だけあって生活共同体を形成するコミューンは大昔からあります。でも、タイニーハウスが集まったタイニーハウスビレッジは現代になって誕生しました。

タイニーハウスビレッジは米国各州のド田舎に構築されますが、土地なんかタダ同然なのだからデカイ家を建てれるものを、タイニーハウスにする理由は、住民がミニマリストになるためのよう。タイニーハウスに住んでミニマリストライフを送り、「シェアしあう生活」がテーマのようです。

日本のタイニーハウス(狭小住宅・極小住宅)

日本の狭小住宅は、「東京都内23区の住宅密集地に狭くてもいいからマイホームを持ちたい」といった持ち家志向+東京ステータスが極小の家を建てる心因になっています。

狭小住宅 - Wikipedia

東京都内とかの住所地に拘りはあっても、周囲の住民とのコミュニケーションは眼中になく、わりと「後付け」です。

また、ミニマリストも「最小限しか持たない生活」は目指しても、コミュニティが介在せず、独りで自分の家だけで完結する事が多いです。

アメリカのタイニーハウスは、シェアハウスの発想です。シェアハウスは「賃貸」の共同生活ですが、タイニーハウスは家を自己所有するものの暮らしの必需品はシェアしあい、シェアハウスのメリットを戸建て住宅に応用しています。

シェアハウス - Wikipedia

ホームオーナーズアソシエイション

アメリカのタイニーハウスの土地は借地のようです。タイニーハウスのブームがスマートなのは、各州の中でも過疎化の進む郡部の行政に「掛け合い」して、補助や助成を引っ張るノウハウも伝播しているからだそうです。

日本では、同じ分譲マンションの所有者同士には管理組合があり、マンションの設備維持・経営に関与しています。対して、近隣に住む戸建て住宅の所有者間には、地域の町内会に任意参加しコミュニティは作るものの、役割は自治体からの連絡網が主で、個々の物件管理にまでは及んでいません。

www.investopedia.com

アメリカは戸建て住宅間の管理組合が、「ホームオーナーズアソシエイション」というNPOスタイルで存在し、個人宅の管理にまで組合が関わり、マンション管理組合同様に、専門の管理業者が存在し代行ビジネスを展開しています。

コーポラティブハウスとタイニーハウス

タイニーハウスビレッジの場合、1つの村(village)が20件ほどで、同規模の狭小住宅を建てて寄せ集まっているから、小回りが利いて管理会社要らずです。この点は、コーポラティブハウスに近いかもしれません。

コーポラティブハウスとは、一軒家を建てたい人たちが集まって、土地を購入し、各自で自由設計の家を建てる、海外の集合住宅の1スタイルです。

www.thecrimson.com

ホームレス対策のタイニーハウスビレッジ

タイニーハウスビレッジ特有のシェアシステムは、ホームレス対策が起源のようです。地方行政に「土地は貸す。家、建てたら住んでいい」という約束を取り付けて、用地を借地で用意し、一緒にタイニーハウスビレッジを構築していく仲間を増やします。

tinyhousecommunity.com

世界各国、好きで乞食やってる連中も多いけど、失業し頑張っているのに社会復帰の糸口が見つけられずホームレスに「陥っている」人が大半です。日本でも、タイニーハウスビレッジのような施策を、過疎化の村の所有者不明地を使って行えば、移住希望者は早々に集まるでしょう。

タイニーハウスビレッジのすごいのは、ビレッジに参加する村人に高学歴の研究者やプログラマーだったホームレスが多く、ビレッジのITインフラのスペックが高く、ワークシェアリングしながらベンチャー企業がぼちぼち育っているという点です。