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Uber=白タク≠シェアサービス 配車アプリの可能性と危険性

先週から、タクシー業界がアンチUberデモを行ってるニュースが頻繁に起きてますが、ガジェット通信みてたら、googleマップはライドシェアシェアサービスありきで自動車交通マップを構築していく方針のようです。

getnews.jp

これ、記事のネックは、↓ここでしょう。

ライドシェアリングサービスのタブには他の経路オプションとは違って、待ち時間や移動距離、おおよその料金が一覧表示され、ユーザーが使用するサービスやグレードを選択することも可能になっています。

ユーザーとしたら、便利この上ない。
(ただし現時点では、Ube白タクその他の白タクアプリよりも、真っ当なタクシー会社のほうが、料金の明朗さ・信頼性ともに断然うわまわっていますが)

Uber、Lyftとgoogleアプリ

タクシー会社からしたら、完全にUber等の白タクアプリに既得権を「ひっくり返される」ようなもんで、デモる気持ちも分ります。

ただ、UberやLyftが狙う「外国人観光客市場」では、カード決済で現金いらず、googleマップとアプリで完結できるサービスと既存のタクシーとでは、タクシーに勝ち目はないかも。

Uberはシェアサービスじゃなくて「白タク」

Uberを「ライドシェア、ライドシェア」ってシェアサービスみたく報道するのには違和感を感じます。「乗ってこ!」は間違いなく、消費者同士の「シェア」だけど、ウーバーはシェアサービスじゃない。

ウーバー運転手は商売ッ気100%でやってるわけで、客とシェアしてるものは何一つないから、ライドシェアなどと呼ばず、単に「Uber=便利な白タクアプリ」でいいと思います。

しかしながら、Uberやリフト等のアプリの是非以前に、白タクで正規の営業資格を持たずにやってくなら、モグリらしく盛り場~繁華街の酔客・深夜客を相手にひっそりやってくべきなのに、こんなに正規のタクシー会社を脅かしていいものか、と行政の無策に心配になります。

車を自己所有せずにタイムシェアすることをシステム化したカーシェアリングも、「のってこ!」みたいな相乗りマッチングサービスも、まともなシェアビジネスといえます。
対して、白タクアプリは、今のところは合法的にタクシー経営している企業のスキにつけこんで、グレーゾーンのまま権益を侵しているだけの、【違法白ナンバータクシー営業】の集客代行として、上前をハネてる商売です。
UBERなんかは外資らしく話題作りも上手で、一流企業との提携なんかも進めているようですが、大丈夫なのか(日本企業のほうが)と心配になります。

流しのタクシーの危険とアプリ予約

しかしながら、ウーバーの「アプリで予約」するスタイルは、外国人観光客も喜ぶけど、「バイクや自転車乗りの安全」はメチャクチャあがる気がします。

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既存の「流しのタクシー」の危険度は、バイカーや自転車乗りにしか分らない。バイクで普通に走ってるとタクシーがスーッと幅寄せして、路上の客を拾うアレです。

都内では、あの客拾いのタクシーの急停車で事故りかけたスポーツ自転車乗りの人が口論になってるシーンをたびたび見かけます。

ウーバーのようなアプリ予約が「超・進化」して、乗客が道端で手を上げる「昔ながらのスタイル」から、スマホGPSで確実に居場所を伝えるようになれば、流しのタクシーの危なっかしい行為がなくなる。

ウーバーだろうがリフトだろうが、日本のタクシー会社の独自システムだろうが、予約アプリを完璧に開発してくれて、あの危ない流しタクシーの急停車を無くしてくれたら、それはありがたい話です。

(しかしながら、グレーな裏商売であるべき白タクを【外資】だからと公然とケツ押ししているUberやLyftではなく、若い社長さんの【純日本企業】で地方の小さな町と提携し「のってこタクシー」といった可愛いサービスを展開している、のってこ運営のcostyle社さんが、この配車アプリ市場でシェアを握ってくれればいいのにと思っています。)

タクシー会社勤務とUber運転手をダブルワーク

というより、タクシー業界もこういうIT技術を積極採用してくれたら、機動力のない個人のUber運転手の営業をタクシー運転手さんの数で囲い込む事もできる、危惧することはないと思います。

恐いのは、タクシー運転手さんがタクシー会社勤務とUber運転手をダブルワークして、フラフラしながら運転してる車両が都内に増加することです。

飲酒運転するバカが減った今、自動車事故の筆頭は、過労その他による「睡眠不足」です。

だから、真っ当なタクシー会社は副業規制を完璧にしています。
しかしUberやLyftなどは、そもそも【副業で白タクやったら儲かるぞアプリ】という、金儲けの臭いを嗅ぎつけた連中からカスリを取る商売ですから、タクシー会社が【副業規制】していても、自分の法律的な保身だけしておきつつ、副業白タクをどんどん増やしそうで怖いところがあります。

しかし、「ウーバーは客も運転手も事前にウーバーサイトで身分確認してるから安全」ってのは大嘘ですね。リフトやウーバー、または「のってこ!」も、女の子(いや、中年女性も)1人で利用するのは危ない( ↓ )。

www.seattlepi.com

アメリカでは、こんな事件 ↑ が毎日起こっています。被害者42歳熟女。

ロリコンとか盗撮マニアが性的ターゲットに極限まで接近できて、誰にもばれずに犯行に及べる職業に就こうとするのと同様、年がら年中、「レイプしても泣き寝入りしそうな女」を探して目をギラギラさせている強姦魔からしたら、相手が電話番号および個人情報つきで向こうから接触してきてくれる白タクの運転手なんかは天職でしょう。
SMマニアに高収入セレブが多いのに対して、突発的な性犯罪者の多くは低収入ですから、自分でハコを用意して獲物を待つようなゲストハウス経営や誰かに被害者を探してこさせるような金のかかるマネはできません。
しかし、白タクアプリを使用すれば、働いているふりしながらスマホが自動的に被害者とマッチングしてくれるのを待ってればいいのです。
本職のタクシー運転手は、身元確認を会社が責任もってしてくれていますから安心です。
しかし、白タクアプリは、どんな犯罪者か分らないようなヤツが、登録1つで【即席運転手】になれてしまうのだから怖い話です。
国交省は、白タクを公然化し、公認してしまうような白タクアプリ会社に対し、日本で荒稼ぎさせる前に、こういう犯罪抑止策を完全にさせるまで営業停止にするような強気の姿勢がないとヤバいんじゃないでしょうか?