リフォーム業界のイメージ戦略とリフォームエキスポ
リフォーム産業新聞社さんが主催で、来週の火・水（６／23・24）に東京ビッグサイトで「リフォーム産業フェア2015 リノベーションフェア2015 中古住宅フェア2015 工務店フェア2015」を行うそうです。
リフォームエキスポで新卒リクルート
http://www.reform-online.jp/news/reform-shop/6885.php
今回は、このリフォームフェアで、新卒学生をリクルーティングするための広報としての、「リフォームEXPO」という企画を行うようです。
リフォーム業者は、営業マンも工事施工現場の職人も中途採用が多く、周囲を見回しても、高齢化が進んでいるように思えます。
特に営業マンは、中途採用８割近いのでは？？？訪問営業業界を渡り歩いてきた人間がリフォーム業界に転職し離職する、の繰り返しで成り立っている感じ。
訪問営業リフォームは中途採用が中心
そして、横浜市や川崎市などの訪問営業リフォームの求人採用では、（見聞きした所）５０代で初めて営業経験を踏む、リフォーム知識ゼロの「元ＩＴエンジニアさん」が多い。
これは、初めてリフォーム訪販会社に中途で入った「元ＩＴエンジニア」本人から聞いたのですが、今、ＩＴ関係は大幅に人員削減を行っているそうです。
そして、５０代以上は将来の伸びシロが少ない割りに高級を払わなければならないから、リストラ対象の急先鋒だそうです。
リフォーム業界への入社動機
営業未経験なのに訪問リフォームを選んだ理由は「自分の家をリフォームして貰ったからニーズの高い業界と思った」とのこと。純粋です。
ミサワホームや大東建託とかの土地開発不動産業者の営業を志す人も、「地主さんの役に立ったり、街造りができると思って」とか、けっこう純粋な人が多いです。
リフォーム産業新聞さんが行う、リフォームエキスポに学生さんがどのくらい来場するかは分りませんが、学生さんなら尚更こういう純粋な人が多いでしょう。
クリエイティブなリフォーム業というイメージづくり
入社率は高いのに離職率がさらに高いから、慢性的な人手不足になるというリフォーム業界の構造を何とかしないと、まずダメじゃないかなと思います。
テレビ番組のおかげで、DIYリフォームやリノベーションデザインなどクリエイティブな仕事も注目されています。
リフォームすなわち「修繕屋・改装屋」という修理だけする人のイメージはもう無いだろうから入社率は上ってる。
定着率を高める努力をした会社だけ、慢性的な採用経費過剰を解消できると思います。
