新こっくりさん(チャーリーゲームfromメキシコ)と欠陥住宅
新こっくりさん=チャーリーゲーム
こないだ友人宅で家飲みしてたら、帰宅した高校生の娘+その友達に「チャーリーゲームをやろう」と誘われ、やってみました。
チャーリーゲームは新こっくりさんというか現代版こっくりさんというか。メキシコ発の子供の交霊術ゴッコです。
30分耐えたけど、ウンともすんともいわないので、もう止めろ、といってチャーリーゲーム終了。その後、こっくりさんやろうと言われたけど、面倒なのでやりませんでした。
コックリさんとチャーリーさんの違い
ところが、子供たち曰く「学校では絶対に成功した。2年前チャーリーゲーム後に行方不明になった子がいる。隣の市にコックリさんの天才がいる(www)」と、ずっと力説していました。
狐狗狸さんやキューピッドさんは、「霊を呼ぶ媒体」である10円玉や鉛筆を参加者が直接触るから、めちゃインチキができます。子供の頃はこのインチキで盛り上がっていました。
しかし、チャーリーゲームは十字に置いた鉛筆に一切触らない。その日も、子供たちは息さえかけないように、真剣にやって、で、この日の降霊術は「失敗」に終ったわけです。
インチキできるこっくりさんと違って、一切、媒体に触れないチャーリーゲームが成功するのなら、かなり怖い話です。スマホで撮った学校でのチャーリーさんを見る限りでは真偽はまったく分らなかったけど。
チャーリーゲームはメキシコ発祥だそう(Charley Challengeというらしい)ですが、今までのテーブルターニングは外国版も必ずメディアに触れていたため、このチャーリーさんは超異色で異例。
レオナルド・ダ・ヴィンチのテーブルターニング
レオナルド・ダ・ヴィンチが自著において「テーブル・ターニング」と同種の現象に言及し
と書かれていました。
「書籍としての自著」なんて存在しないので、↑この絵で知られる「ダビンチの手稿」、デッサンや建築物の設計図や人体解剖学の研究をまとめた「ノート」に交霊術の記述があったのだろう。(糸巻きの聖母がくる「レオナルド・ダ・ヴィンチ天才の挑戦」)
ダヴィンチの活躍したルネサンス期はキリスト教の隆盛を支えるための数々のイベントが多かったそうなので、オカルティックな交霊術も教会の神秘性を高めるための重要なアイテムだったのでしょう。
でも、その頃さえメディアには参加者たちが手を触れていたわけで、やはり、チャーリーゲームは怖いかも知れない。100%、ウソ臭いけど。
新築のラップ音は心霊現象でも欠陥住宅でもない
さて、その友人宅に家飲みしにいったのは、「家の軋み音が異様で、娘が『ラップ音がする、心霊現象だ』とウルさくてしかたないから、一度、家の建付けを見て」と相談されたからでした。
きっと、1割「心霊のしわざ?」、9割「欠陥住宅だったらどうしよう?」という心持ちだったのだろうと想像します。
新築住宅では、昼夜問わず、ほんとにラップ音がします。
wikiでは、
材木は普通ある程度乾かしたものが用いられる。しかし、中には乾燥が十分ではなかったため
と記され、これでは「半乾きの材木を業者が使ったから悪いのか!」と思われそうです。実際は、「季節の変わり目」の乾燥期つまり冬の入り等には、新築は必ずラップ音に驚かされます。
梅雨に大雨が続き、急転してその後カンカン照りが続いたりした夏の夜なども。これは新築建物の木材がいくら乾いていても、また吸湿して水分を蓄え、それがまた急に乾くから木の表面が「爆ぜる」んです…必ず。
お金をかけた檜造りの総無垢のお屋敷の新築なんかは、ヒノキ材は吸湿率が高いので、乾いて爆ぜる音も大きいのです。木目の通っている材木もまた爆ぜやすいといいます。
なので、新築住宅のラップ音は、心霊現象でもなければ、欠陥住宅でもありません。この材木の爆ぜる音が、構造上、天井裏のほうから聞こえることが多いから、恐さが倍増するのです。
これを、電話で伝えたものの「心配だから一応お願い」ということで、飲みに行って、チャーリーゲームを初体験したのでした。
床鳴りする新築住宅は欠陥クレームを早々に!
因みに、木がハゼて起こるラップ音に心配は要りませんが、新築の床が歩くとギシギシいうのは、欠陥住宅の1つ。
「床板」とその下の「根太」と、そのまた下の「大引き」とを接合する釘が寸足らずで抜けかけてるから、床板・根太・大引きの間に隙間ができ、その上を歩けば重みで板が歪む、その音です。
床がギシギシなるような不良施工をしてる建築屋だと、他にも欠陥箇所があるはずなので、できるだけ早くクレームを申し立てるのが得策です。