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のってこバス→のってこタクシー ライドシェアサービスの法律と犯罪事件

ライドシェア

カーシェアリングビジネスはいい商売だけど、〈ライドシェア〉は法律規制をガチガチに固めないと危ないだろう。

ライドシェアは「相乗り」の希望者を、地域や行き先ごとに募集しあって1台の車をシェアして「交通費を割り勘」しあう〈シェアサービス〉。

notteco(のってこ!)

乗ってこ!」をキャッチフレーズに、日本で最初にこのライドシェアをサービス化したサイトは《notteco(のってこ!)》という名前。

長距離ライドシェア(相乗り) - notteco(のってこ!)

《notteco(のってこ!)》は株式会社ターンタートル(豊島区南大塚2-40-1)という会社が2007年に立ち上げたサイト。

(ターンタートルさんは会社サイトのキャラクターの亀のデザインがカワイイ)

のってこ! - Wikipedia

それを今年になって、株式会社Costyle(渋谷区東3-19-10)という会社に譲渡したそう。

ライドシェアの成長の可能性

投資系ニュース配信のブルームバーグ日本版によれば、株式会社Costyleの代表・三輪航平さんはゴールドマンサックスでM&Aを担当してたそう。(・・・・カッコいい)

ゴールドマンやメリル、モルガンなんて超高収入の典型。そんなとこの金融マンが目をつけたのだから、ライドシェアの成長の可能性は高いのだろう。

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タクシー配車アプリの《uber(ウーバー)》も本社のアメリカではライドシェアサービスとしての方が知られてるらしい。
Uberに関しては、【Uber=白タク≠シェアサービス】というイメージしかないから、本国ではどんな商売してるのか興味あるところ。

Uberジャパン

また、今年の春、楽天》がアメリカのライドシェアサービス《Lyft(リフト)》に364億円出資したそう。

https://www.lyft.com/

しかし、正規のタクシーと自称ライドシェアサービスのUber他の白タク配車アプリが凌ぎを削っているというニュースが多いわりには、正規のタクシー運賃が下った話も聞かないし、Uberも安くなく、正直、割高です。
タクシーを利用する消費者がおいてけぼりにされたまま、マスコミパブリシティ合戦ばかり激化しているという、ナメた話です。

のってこタクシー

のってこ社(costyle社)と現在も提携しているのか、単にサービス名称だけ【のってこ】と付けてるのか分らないけど、京都の【久御山町(kumiyama-cho)】という自治体は、【のってこタクシー】という町営のライドシェア・相乗りをベースにしたコミュニティタクシーを運営しています。
のってこタクシーは、小学生以上の町民を対象として、町内に50箇所もの【のってこタクシー停留所】を設置。予約制で町内を行き来する「乗り合いタクシーサービス」です。

「町内だけかよ?」というのは都会人の無知であり、【田舎】は、だだっ広いわ、山谷の起伏がきついわ、雪は深いわで、さらにセキュリティ不足で大声で助けを呼んでもヤマビコしかかえってこない、徒歩じゃ生きてけない環境が一般的です。
だから、地方ではいくら高齢者ドライバーによる事故が起きても、免許返戻をせずに、ヨレヨレのジジババが危なっかしい運転を繰り広げているわけです。
のってこタクシー的なシステムがあれば、町内交通はほぼこの乗り合いタクシーでまかなわれそう。
この先、高齢者ドライバーに轢き殺されるかも知れない通行者の人命を、のってこタクシーは人知れず救う可能性があります。

のってこタクシーは乗り合いタクシーだから、料金は1人か2人で乗ると1人につき300円ですが、たまたま3人で乗り合わせると1人200円で町内ドコでも行けるようです。
3人が相乗りすればのってこタクシーも600円稼げますが、1人だけの乗車だと300円にしかならないわけです。だからこそ、予約制、なのでしょう。

一週間前からの予約で、朝8時から夕方5時まで、各時間帯の「0分―15分―30分―45分―0分」と15分間隔で停留所からの乗車を受け付けるようです。
50もの停留所があるから、上手に予約客と集合時間を調整すれば、赤字にならない方向に持っていくことは可能です。

この時間帯を営業時間にしてるのは、毎日病院通いしてる、爺さん婆さんがメインの乗客ではないかと思います。
ジジババが【要介護者】ならば介護保険による介護タクシーが使えますが、けっこうな健康体でも毎日通院しなきゃ気がすまないジジババが田舎から東京都内まで溢れています。

高齢者ドライバーが加害者となる人身事故は、「通院・見舞い・車による俳諧(恐!)」のどれかです。
のってこタクシーが高齢者ドライバーの暴走と交通事故を予防していることは、憶測ですが、間違いないのではないかと思います。

のってこバス

のってこタクシーがスタートする前、久御山町では【のってこバス】として、町営バスを運営していたようです。
のってこバスは町内循環バス。東京都内や横浜・川崎にもある区内市内循環のコミュニティバスとほぼ同じシステムの公共交通システムでした。
のってこタクシーとのってこバスの違いは、のってこタクシーは予約制でカラ運転がないのに対し、のってこバスはルート運転が仕事ですから、乗客がいようが無人だろうが、定刻通りに各停留所に停車するふつうの乗り合いバスでした。

久御山町のプレスリリースによれば、のってこバスは平成16年から10年運営してきたが、利用乗客の【効率】が悪く、空車で走らすことが重なり、町の財政を圧迫していたそうです。
のってこ社さんに委託してたのか、地元のバス会社と随意契約してたのか知らないけど、運用経費が【年4,500万円】かかるのに、運賃収入は【年700万円】にしかならなかったようです。
これだと、のってこバスが村の予算を食い潰してしまいます。
これがあって、のってこバスを廃止し、ライドシェア・相乗りシステムを予約で受け付ける、のってこタクシーを開始しました。
燃料費も安く、身軽なタクシーで、【予約制&停留所指定】可能なのってこタクシーなら、空車走行のムダはなくなります。

関東地方であっても、田舎に行くと、その地元自治体が運営しているコミュニティバスをよく見かけます。朝のラッシュ以外、運転手のほか無人か1人2人しか乗員のいないバズが、ルート循環運転をしている光景に出くわします。
こんな無駄やめて、日本中のコミュニティバスをのってこタクシーに変えて、予約制にし、既存のバス停を【相乗り待ち合いポイント】にすれば、かなりの赤字圧縮になるでしょう。
のってこ社さんには、この公共提携のシェア(市場シェア)を白タクUberにかすめとられないよう頑張ってほしいものです。

ライドシェアのビジネスモデル

ライドシェアの〈相乗り〉自体を商売にしちゃうと〈白タク行為の幇助〉みたいな感じでパクられる。

だから、このドライブシェア仲介自体はノンプロフィットに徹しなければならない。

 でも、証券業界のトップを走ってきた人や金に目ざとい楽天が「ボランティア」なんてしない。

 ライドシェアが〈メジャーサービス〉になることで、個人データや広告のプラットフォームとしたり、外国のライドシェアの付帯サービスを日本に持ち込むのか、ファンドで稼ぐのか・・・。

ライドシェアマッチングサイトの隆盛

〈相乗り仲介〉自体、面白そうなサービスだから、最近になって後発組のサイトがプレスリリースに上っている。

《ライドシェアマッチングサイト Hitch me 》さんや《コネクシィ 相乗りマーケットプレイス》さんが上位表示されてるけど、《コネクシィ》というサイトはすでに無くなっている。

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他にも、【こういうマッチングサイト作ってみました!でも、運営してません】的なのが多数。だから今いち、ドライブシェア・ライドシェアのマッチングサービスの真価や利便性は理解しきれずにいます。

マッチングサイトはワードプレス

〈マッチングサイト〉を作るだけならそう難しくないらしい。ワードプレスプラグインを組み合わせて、それらしいホームページは作れると。

多くのマッチングサイトは、Wordpressで作られてて、使ってる《テーマ(ホームページのテンプレートデザイン)》も一緒。

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そういえば、《notteco(のってこ!)》も、Wordpressでサイト作ってる。

ターンタートル社さんもCostyle社さんも、uberも、また、貸し部屋シェアサイトの《Airbnb》も、みんな〈WP公式テーマ〉で人気のある海外の無料テーマ使ってる。

(でも、日本国内のSEOには、stinger5、simplicity、principle、GUSH2など、日本のSEOマスター達の作った無料&高機能テーマの方が効果あると思う!(参考:WPの最強SEOテーマを検証中))

今まで《エアビーエヌビー》と読んでいたが、《Airbnb》のトップページのソース見たら、

【現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト - Airbnb (エアビーアンドビー)】

だと、初めて知った。

ライドシェアと援助交際・美人局・当り屋・白タク

有象無象のライドシェアマッチングサイトを覗きまくり、登録無料だから、会員登録もしまくった・・・先週辺りに。

それから、ちょいちょい各サイトの中でライドシェアを募集してる顔ぶれや行き先やプロフィール等みて、気がついた

[この女、絶対『援交』してる][こいつ、商売(白タク)でやってる]

って感じのヤカラ(超不自然なヘビーユーザー)がけっこういる。

考えてみると1台の車という〈密室〉にカモをおびき出せば、援交だけじゃなく美人局からマッチポンプの喧嘩の示談、絶対にバレない「当り屋」などやり放題だと思う。

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ライドシェアで当り屋ビジネス

当り屋なんて、捕まれば恐喝か詐欺になるし、年に何度もできる商売じゃないから本職の不良のかたがたはやらない。

ムチウチを理由に病院に入院したり、車の自損で損保会社とおっかなびっくりの交渉を試みるのは、多くはタクシーやトラック、配送屋の〈運ちゃん〉、または〈生活保護者〉。

たまたま、当てられて「一発稼いだる!」と気負って、不良のふりするだけで、職業として恒常的に当たり屋をできるやつは【物理的】にいない。わりに合わないし、ヒマじゃない、からだそうだ。
そして、当たり屋稼業のネックである入院・通院の既成事実を作るのに、時間を取られるから、当たり屋という行為は【物理的・時間的】に「業務になしえない」もの。

唯一、今の時代もいるのは、東京の山谷や蒲田、横浜の南区辺りのドヤ街に酒飲みながら寝転がったり、冬はたまに宿なんかに泊まり生きてる情けない爺さんが、自転車の主婦に向かって突進し、小銭をせびる程度だが、これは当たり屋というより物乞いに近い。

だけど、このライドシェアを利用したら、怖い高級車に『過失100%』で当てたけど『その場は示談』してもらい超高額なはずの修理代を割り引いてもらって、同乗者で『割り勘』で支払う、連帯債務者(つまり仲間・被害者同士)として、ヤバイと思ったら『その回』は請求を諦めれば、絶対に表ざたにならずに「当り屋」が継続してできる気がする。

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Uberも相当に犯罪の温床になりそうだけど、それよりものってこトラブルなどライドシェアトラブルのほうがやりやすくバレにくそうで、田舎のチンピラの格好のシノギの気がする。

白タクの営業

じっさい「白タク商売」してそうなヤツは、幾つかのドライブマッチングサイト見てたら何人かいた。

白タクは値段さえボラなきゃ便利なサービスだから、なんか、「大いにやってくれ」と思ってしまった。

【東京~名古屋間6,000円】

とかだったら、友人らと一緒に乗って、

「2人で2万円払うしメシ奢りますから、道中、僕らビール飲んでいいですか?」

みたいな交渉もできそう。プロフィールや評価みればチンピラがかった生意気なプータローは回避できそうだし。

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グルになって〈高評価の人物像〉を作る

でも、一昔前にヤフオクで横行したみたいに、グループになって【高評価】を与え合ってる可能性もありプロフも評価も微妙。

今年の6月に犯人の一人が死刑執行された闇サイト殺人事件(愛知女性拉致殺害事件)は、犯人たちは闇サイトつながりで被害者の女性は路上で拉致られた。

先日の中1男女殺害犯も含め、犯人らの頭が極端に弱かったから足がついた。

(闇サイト事件は『強盗計画』のはずなのに、全て無計画の場当たり〈匿名掲示板が完全犯罪の担保〉になると本気で信じてたマヌケさには驚いた)

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ライドシェアの現システムだと、ハナから偽装の登録とレンタルのアイテムを使って、複数人で役割分担して、用意周到に〈事件〉を打つやつが出てきても不思議じゃない。

タクシー強盗が捕まるのは防犯カメラが車内を撮影してるからで、ふつうの車のドライビングレコーダーは、残念ながら、車両の前方しか映してくれない。

シェアサービスに対する法律規制

ライドシェアもカウチサーフィンも、無料で〈商売っ気のない〉まま同好会的な横のコミュニティつながりで行くなら危なくないと思う。

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でも、〈シェア〉っていうめちゃ便利なシステムを〈商売〉にし始めると不特定多数が流入してくる。業者だけでは安全性の担保に限界がある。

行政の条例や〈法律〉で規制をかけてくれた方が業者としても運営規約に載せやすいんじゃないだろうか。ライドシェアの法律もシェアハウス経営の法律と同様、国土交通省だろう。

自分自身が、大阪や名古屋行くのに〈超急ぐ時〉でも新幹線代金が惜しくて〈高速バスに頼る貧乏な身の上〉なので、ライドシェアの白タクは目こぼししてやって欲しい気もする。

しかし、300kmとか400kmとかの長距離を商売として白タクするなら一日分の人件費はガソリン代の他にも最低必要だ。
となると、ゆったりシートのリムジンバスなのに、東京~名古屋~大阪の間を5,000円前後で行き来する高速バスには最初から絶対に叶わないことになる。

乗客のほうも乗車の最中、ずっと運転手に気兼ねしなきゃならない白ナンバーの相乗りタクシーには、金なんか払いたくはないだろう。
これを考えると、本当に素人同士で相乗り相手を探す、ライドシェアであれば成立するが、長距離の白タクなんて、そうそう依頼はこない。
となれば、相乗り白タクは近距離運転が関の山かもしれない。

カウチサーフィン受け入れのはじめ方 〜日本にいながら、1年で外国人の友達を10人作る方法〜

高齢者向けのカーシェア&ライドシェアの特区構想

国家戦略特別区諮問会議による規制改革の1つには、過疎地域の高齢者を対象とした自家用車に対する〈カーシェアリング〉がある。

これはどこか過疎地域や限界集落まぎわの地域を特区に定めて、爺さん婆さんにカーシェアかライドシェアをしてもらうもの。

コミュニティバスは小さな自治体では軒並み赤字だし、無駄に走り回ってるだけでガソリン代を食うだけ。

それに比べると、めちゃいい試みだと思う。

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高齢者対象だから、恐らく地域通貨や無料クーポンを利用しての〈実質0円サービス〉になるのかも。

Uberやライドシェアに対する規制、日本の既得権

今、世界中でUberに対する規制と、マスコミによるUber叩きが加速している。

ウーバーも米国では州ごとのロビイスト活動を活発に行なって議員を取り込んでいるから安全圏にいられるけど、新興国では根回しが追いつかず、言いがかり的な批判にさらされてる。

日本でも、Uberの脅威に既得権益を守りたい業界が相当マスコミの尻を叩いてライドシェアトラブルを報じさせているのが見てとれる。

Lyftはジョイントビジネスで上手くいきそう

その点、Lyftは公共サービス会社とのジョイントビジネスでうまく根を広げて行きそうな感じ。

uberUberのサービスを利用して〈稼ぐ人、儲けたい人〉を支援するプラットフォーム作りの方に余念がない。

でも、〈儲けのためのサービス〉には規制は厳しい。

その点、Lyftは節約に焦点を置いているから、行政の規制に引っかかりにくい。

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公共的なサービスに近い薄利多売を狙ったり、レンタカーサービスとのジョイントで、レンタカーの売り上げを伸ばす下支えの役割を担ったり。