建替え診断室

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お金をかけずにリフォーム【高齢者の玄関用手すり】

お金をかけない玄関リフォーム

玄関部分の高齢者リフォームというと手すりの設置工事が一般的です。

 手すりの形状は、壁を改修して取り付けるL字型や平行(横手すり+縦手すり)の「フリースタイル」セットよりも、土間に垂直に埋め込み工事する上り框用手すりがリーズナブルで使いやすいです。

靴脱ぎ場から上り框への高低差を斜めの手すりでサポートするだけの、1~2万しかお金がかからないものです。

上り框用玄関手すりは、上がり框の段差を堪えて、上り下りするその支えのために使います。

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玄関で壁に固定手すりはお金がかかるワリに弱い

玄関手すりで「壁に木ネジなどで頑丈に留めた手すり」は、全体重を乗せられなさそうな怖さ、全体重をかけたら、壁からバリっと剥がれそうな感じがあります。

それに比べると上りガマチ手すりは垂直に玄関地盤に埋め込むので全体重を預けられます。

小規模多機能ホームなどは、高齢者の出入りのために、玄関の壁も手すりも1から頑丈に作ります。そうしないと許認可が出ないためです。

でも、普通の一戸建て住宅を高齢者用にリフォームする場合、玄関の壁は、多くは「合板の上に壁紙が貼ってあるだけ」タイプか、「漆喰」です。

そこには、木ネジを打って50kg前後の引張り力に耐える「壁の厚み」はないです。

この壁に木ネジ打ち込みタイプの手すりはお金もかかるし、壁を補強リフォームしないままだと、耐久性で「弱い」です。

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省略できるとこは省く、お金をかけないリフォーム

手すりを頑丈に固定するために、壁まで頑丈にするリフォームをしてたら、余計にお金がかかってしまいます。

基本は中古建て住宅を改装するわけで、自宅でデイサービスを経営するわけでもないのに玄関壁をそんなに頑丈にしても仕方ないです。

対して、土間(コンクリート土間を想定)にボルトで埋め込む上りガマチ用の斜め手すりは、高齢者の体重が「上からかけられる」のが主です。

倒れそうになってつかまれば、手すりに横への力が加わりますが、それでもコンクリートにボルトでねじ込まれたものは、おいそれと外れません。

壊れる時はコンクリートごと割れる感じでしょう。でもそれは100kg以上の体重の若者が力づくで横に力を加えない限り大丈夫です。