DIYリフォームシェアハウス=自分でリフォームするルームシェア
DIYシェアハウスとは入居してきた人が部屋を自分でリフォームする賃貸形式です。DIY賃貸とは、アパートマンションの個室を定期借家契約で現状渡しで貸す代わりに借家人は専有部分のみ自由にDIY可能です。
DIYシェアハウス
【DIYシェアハウス】の賃貸スタイルが、この2~3年で急増したようです。
DIYシェアハウスとは、シェアハウスに入居してきた人が、部屋の内装を自由に自分でリフォームすることを前提にした賃貸形式です。
DIYシェアハウスの多くは、東京都内の老朽化した一軒家をリノベーションしてシェアハウス的な共同生活スペースを提供し、その建物のインテリア等を入居者自身が自分で自由に改装して住めるというものです。
DIYシェアハウスは、「大家=リフォーム費用が節約できる」、「借家人=内装を自由にいじれて原状回復不要だから助かる」という、貸主借主それぞれのメリットがあることが受けています。
DIY賃貸=自分でリフォームするアパマン契約
DIYシェアハウスの元になっている考え方は、DIY賃貸というアパマン契約の一種です。
DIY賃貸とは、アパートマンションの個室を定期借家契約で賃貸し、リフォームしないままの現状渡しで貸す代わりに、借家人はそのアパートの居室(専有部分)のみ自由にDIYリフォーム可能という賃貸形式です。
原則は、自室のインテリアDIYだけしか許していませんが、DIY賃貸を始めるアパートの多くは築古物件であるので、大家の中には、共用部分もDIYでオシャレにしてくれれば儲けもんだと考える人も多いそうです。
ルームシェア・ルームメイトは、合理的なライフスタイルであり、海外の若者の間では昔から普通に行われていましたが、日本では共同生活は貧乏臭いという無意味な【見栄】があり、長く一般的ではありませんでした。
DIYリフォームは芸大美大生にはスタンダード
東京都の4美大――東京芸大、武蔵野美大、多摩美大、東京造形大――の周辺の学生向けアパートでは、【DIY賃貸】のスタイルは普通でした。
DIY賃貸という言葉が流行する以前、もう20数年も昔から、当時の築古アパートの所有者にとってリフォーム代節約の定石だったわけです。
美大生に貸せばどうせ絵具・染料で汚れるんだからという発想で、最初から好きに壁に落書きさせ、原状回復は不要で、次に入居する学生はその上から更に好き勝手に壁にデザインを施すという感じです。
このDIY賃貸というのは、区分所有者が複数いる分譲マンションでは無理ですが、個人所有のアパートで老朽化した物件なら、理に適った【リフォーム省略可の賃貸借スタイル】で、もっと増えてもいいでしょう。
DIYシェアハウスも、【みんなで楽しく生活】が前提のシェアハウスシステムのスタンダードになると考えられます。