水周りリフォームなしのsfaポンプトイレとWC(WaterCloset)の起源
ビフォーアフターのsfaポンプトイレCM
昨日テレ朝のハウスリフォームドキュメント番組、大改造!!劇的ビフォーアフターを見てたら、SFAポンプという会社の「sfaポンプトイレ」のCMがやっていました。
水道のないクローゼットや納戸の中などを水周りリフォーム工事なしでトイレルームに早代わりさせるトイレリフォームDIYの宣伝のよう。
昭和とか平成初期を感じさせるようなダサい系のCMがかえってまじめな企業っぽいイメージを与えます。サイトもダサくて好感が持てる。
おフランスが本社( ↓ )
sfaポンプトイレの価格
うちも実家では、父の部屋に簡易トイレを置いてるものの、おまるというのに抵抗があるようで、3mくらい廊下を歩いて家のトイレを使ってて、簡易トイレは未使用。
このSFAポンプっていう会社のsfaポンプトイレの価格が値ごろ感があり、使い勝手がいいなら買おうかなと検索。しかし良い商品かどうか今イチ分らないので現在は保留中というところです。
sfaポンプトイレの価格が工事価格とか維持費用面を合わせていくらか分りにくい。劇的ビフォーアフターの成功例として番組内で価格公開も含め取り上げてくれればと思います。
トイレリフォームから環境問題までをネットオフ
先日、「世界の変なトイレ」という本とトイレリフォームについて書きました。
この本読んで、トイレのデザインについて興味がわいて、更にブックオフのネットで「トイレ」キーワード検索で引っかかる本を大人買いしました。
っても、108円コーナー。節約のつもりがネットオフの千五百円以上買わないと送料無料にならないという戦略に10年以上つられて、いらんもんばかり増えます。
安物買いだから手当たり次第で、トイレ周りの風水リフォームからトイレの花子さん系の実話怪談まで。本たちの評価はピンきりでした。
最近の実話系怪談本はほとんどネット情報、2ちゃんねるのパクリ記事が多いから、100円でも高いときが・・・。
この本も一番しびれたのは、本の中身じゃなくアマゾンのレビューに1件だけ書かれてた「レビュー投稿」。
恐怖は薄らいでいる。
投稿者 如那傘如臼太 投稿日 2009/10/28
「花子さんがきた!!」の新シリーズであるが、
恐怖がかなり薄らいでいる。世相を反映してのことだろうか。寂しい。
ところで新シリーズと旧シリーズの単行本の値段の差が42(死に)円になっているのは洒落だろうか。
このレビュー書いた人(購入者さん)が執筆してくれたほうが、面白い本ができる気がしました。
買ったピンきりの書籍のうち、「ピン」はこれでした。
トイレ関連書というより、水や環境問題の本でしたが、著者さんが「水ジャーナリスト」だけあって、世界の「水」事情がわかるトリビア本です。
トイレの起源
ところで、上記のポータブル洗浄トイレ?は「クローゼットや納戸を水道工事なしにトイレにしちゃう」というシロモノです。
この「クローゼットにトイレ」って、洋式トイレ、W・C(water closet)の起源だそうです。
手話でトイレはOKサイン―W・C(water closet)
手話で、「トイレに行く」は、右手で「OK!」サインを作って表します(他にも数種類の表現ありますが)。
右手による「OK!サイン」の親指と人差し指の間を少し空け、中指・薬指・小指をピンと立てた状態は、相手から見れば「W・C(water closet)」になるからです。
(関係ないけど、今田こうじさんの番組で関暁生さんが「OKはフリーメイソンの暗号で死の数字『666』、逆さにすると『911(テロ)』になる」と言っていました。都市伝説は面白くて好きだけど「666をひっくり返せば999だし、911の反対は116だろ!」と思いました。)
イギリス貴族は衣裳部屋で大小便を
イギリス貴族がクローゼット(衣裳部屋)にポータブル便器を入れて大小便をしてたのが洋式トイレの起源だそうです。
イギリス貴族はごてごてした王族的コスチュームに身を固めてたので、ウンコするのにも付き人がいて服の着脱を手伝い、用足し後の便器は付き人が始末したと。
その後、バスルームの水洗環境(上下水道)が整ったので、大小便のさいに付き人がつくのは変らないけど、用を足す場所はクロゼットからバスルームになったと。
用便のさい、いちいち服を脱いだり着たりとか、付き人といえど人前でするとか…我々日本人からすると狂気の沙汰に思えますが、実際、そういうことらしいです。
西洋人独特の一つの空間で同時に何かする、っていう感覚。その名残りが、「W・C(water closet)」という言葉だそうです。
【イギリスロンドンのハンプトンコート】
(ルネサンス建築様式で贅の限りを尽くしたこの宮殿には、国王・王妃のクローゼットトイレが1つづつ備えられていました。)
世界遺産、古代都市モヘンジョダロは水洗トイレだった
世界遺産に登録され、四〇〇〇年前に建設された古代都市国家なのに、現代風の近代都市計画によるインフラ整備がされていた「モヘンジョダロ遺跡」には水洗トイレの跡があるそう。
モヘンジョダロの市街地は区画整理され、上下水道と「汚物処理設備」まで完備されていた・・・痕跡があります。
大小便などの廃棄物や汚水を、現代の浄化槽と同じシステムで浄化し、その後、大通りの配水管に導かれていくという、超近代的な上下水道建築が行われていたわけです。
四〇〇〇年前に超近代的な計画都市があったのに、なぜ「水洗トイレ」が継承されずに、17世紀とか18世紀になるまでの数千年間、なぜボットン便所だったのか?
それは、数万人が暮していたはずなのに遺骨がほとんどなく、また都市の中心が高熱の溶鉱炉で溶けたように真っ黒になっていることから、ここで四〇〇〇年前に核戦争のようなことがあったため、文明も人も滅びたからだ・・・と言われています。